9月13日(日)、テアトル梅田にて映画『GUN FISH あなたの知らないフグの世界』のアフタートークを開催。本作に出演する澤原將人さんと宇野航監督が登壇しました。
この日の客席は満席。宇野監督は「こんなに大勢の皆さんに観ていただき、本当に感無量です」と喜びを語り、澤原さんも来場者への感謝を伝え、トークがスタートしました。

「この人に会わなければ始まらない」――二人の出会い
全国各地でフグの取材を進める中、行く先々で澤原さんの名前を耳にしたという宇野監督。立場によってその評判はさまざまでしたが、研究者や業界関係者など、多くの人がその存在を知っていたといいます。
中でも印象的だったのが、あるフグ研究者から聞いたエピソード。澤原さんが「ぜひ会いたい」とその研究者に送ったのは、なんと筆書きの手紙! あまりの迫力に、受け取った研究者は「一人で会いに行くのはちょっと怖い」と感じたのだとか。会場からも笑いが起こりました。
そんな話を各地で聞くうちに、宇野監督は「これは本当に重要人物なので、会わなければ始まらない」と考え、澤原さんへの取材を決意。
一方、澤原さんも映画の企画を聞き、「おもろいことやる人がついに出たと思いました」と当時を振り返り、「これは協力したいと思った」とコメント。こうして始まった二人の付き合いは、約9年に及びます。
フグを知り尽くした澤原さんも「知らないことがあった」
完成した映画について澤原さんは、「フグに関してはすごい知識を持っていると思っていたんですけど、何個か知らないことが出てきた」とコメント。
出会った当初は、宇野監督より自分の方がフグに詳しいと思っていたそうですが、長年取材を続ける監督と最近話した際には「超えてるわ、この人」と感じたのだとか。「映画を観ても学べるところがすごくいっぱいあった」と、その探究ぶりを称えました。

新しいフグ料理の可能性を探る「全国ふぐ料理コンテスト」
話題は、宇野監督もお手伝いしている「全国ふぐ料理コンテスト」へ。
フグ食の魅力を広く発信する取り組みの一環として開催され、料理人たちがこれまでにないフグ料理の可能性を模索しています。(ちなみに2026年に開催された第4回の結果はこちら)
宇野監督は、まだ「新しいスタンダード」が生まれるのはこれからとしながらも、業界の人々がそれぞれ未来に向けて挑戦する姿を「肌で実感している」と語りました。
宇野監督は、まだ「新しいスタンダード」が生まれるのはこれからとしながらも、取材を始めた約10年前に比べ、新しいスタイルのフグ料理に挑戦する動きが少しずつ広がっていると実感しているそう。「まだまだフグ料理っていうのは全然可能性があるんじゃないかな」と期待を寄せました。
最後に宇野監督は、映画を観た人から「フグ料理が食べたくなった」という声が多く寄せられていることを紹介。「フグは、食べながらその話題に事欠かない食材。ぜひフグ料理を食べながら、今日観ていただいたフグのネタを話していただけたら嬉しいです」と呼びかけ、アフタートークを締めくくりました。
映画『GUN FISH あなたの知らないフグの世界』絶賛公開中です。

